5.家庭での手当て法

  

家庭での手当法とは

家庭で行なえる民間手当法ですが、体質や症状により方法が異なります

当院で治療や健康指導を受けた方でしたら、治療ポイントを把握していますので、適切な手当てができると思いますが、初めての方で、困ったことが起った時や、手当てに自信のない方は、もう一度≪虹彩分析≫≪食事療法≫をお読み頂くことをお勧め致します

 

もくじ

体を動かす手当法


1.自己整体法

2.太もも踏み・その1

3.太もも踏み・その2

4.両足ジャンプ

5.正体術

6.骨盤矯正法

(整体棒による自分での整体、内臓疾患の改善)

(腰痛、肩こり、内臓疾患の改善)

(むくみ、下半身異常、内臓疾患の改善)

(憩室、ポリープ、下腹、運動不足解消)

(側湾症、猫背、不眠症)

(腰痛、膝痛、股関節痛、婦人科疾患)

 

食材による手当法


7.足浴<温療法>

8.大根干葉湯

9.生姜シップ

10.玄米シップ

11.リンゴ汁シップ

12.豆腐シップ・その1

13.豆腐シップ・その2

14.万年青シップ

15.里芋シップ

(血液循環促進、冷え性、疲労、不眠、生理不順)

(膀胱炎、卵巣膿腫などの婦人科疾患)
*ワンポイント・温シップと冷シップの使い方

(炎症による痛みの緩和、打撲3日目以後の養生)

(手術後の傷の痛み、打撲後の養生)

(解熱、流感などによる37度台の発熱)

(解熱、流感などによる38度以上の発熱)

(脳梗塞、脳発熱)

(どうしても解熱しない腎臓疾患での発熱)

(火傷、歯痛による頬の腫れ、毒の吸出し)



飲食物での手当法


16.梅醤番茶

(冷え性、血の道症、心臓、の不調、消化器疾患)
17.醤油番茶

(心臓の不調その1)
18.卵醤

(心臓の不調その2)
19.小豆・コンブ

(腎臓病、便秘、むくみ、ニキビなどの皮膚疾患)
20.小豆コンブカボチャ

(糖尿病、むくみ)
21.塩キャベツ

(胃の不調、消化不良)
22.カツオ味噌
(砂糖、果物、酢、生野菜、などの過食での冷えや不調)
23.第一大根湯
(解熱、熱のある風邪、発汗作用の促進)
24.第二大根湯

(利尿、前立腺肥大、慢性腎臓疾患、膀胱炎)
25.レンコン湯

(咳止め、喘息)
26.玄神

(神経衰弱、しつこく続く熱、食物が食べられない)
27.ミネラルスープ


癌等の手術の前後の体力増強、体力回復、脳梗塞の前兆、重症な内臓疾患、生活習慣病、不妊症、その他原因不明の病気

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体を動かす家庭療法

体の歪みや血液循環不良を解消するのに、楽しみながら手軽にできる療法です


体を動かす手当法 適応症状と手順

1.自己整体法(整体棒を使用)


整体棒(Copyright by Mitsuroku Shinjo)

2.太もも踏み・その1

 


3.太もも踏み・その2

4.両足ジャンプ

 

5.正体術(せいたいじゅつ)

 


6.骨盤矯正法

片足だけ倒れる


横座りが片方しかできない

これらの症状は骨盤の歪みです

1.自己整体法(整体棒を使用)

適応症状:内臓疾患から現われる、肩凝り・腰痛・倦怠感・不眠・など、あらゆる症状の改善に役立つ

当院考案の整体棒を使用し、自分で全身をほぐす方法で、頭から足裏までほぐすことができますが、特に大腿部(ふともも)をほぐすことにより、内臓の新陳代謝が活発になり、全身のバランスが整います。5分から10分で全身がリラックスしてきます。


手順
1秒2秒3秒、休憩、1秒2秒3秒、休憩というように、太ももの付根から膝の処までを、挟むようにしてほぐします。

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2.太もも踏み・その1

適応症状:内臓疾患から現われる、肩凝り・腰痛・倦怠感・不眠・など、あらゆる症状の改善。

手順
@患者を横向きに寝かせ、上になった方の足を曲げて前へずらす。
A下になった方の足の大腿部(ふともも)の内側を、ふとももの付根から、膝関節の手前までを、施術者が踏 んでいきます。
健康維持の場合は、片足に付き2分から5分、腰痛などの症状が現われている場合は、片足10分から20分行います。


※片足だけほぐしますと、バランスを崩しますので、必ず両足とも行います。

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3.太もも踏み・その2

適応症状:腎臓の不調により、後頭部の凝り・肩凝り・足のだるさ・むくみ・正座がしにくい・歩行困難などを起こしている場合。


手順
@患者を下向きに寝かせ、片方の膝(ひざ)を曲げさせる。
A大腿部(ふともも)の裏側を、ふとももの付根から、膝関節の手前まで、施術者が踏んでいきます。


健康維持の場合は、片足に付き2分から5分。むくみなどの症状が現われている場合は、片足10分から20分行います。

※片足だけほぐしますと、バランスを崩しますので、必ず両足とも行います。

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4.両足ジャンプ

適応症状:骨粗鬆症・ポリープ・憩室・下腹肥満・下半身太り・運動不足解消などですが、骨粗鬆症やポリープや憩室は、この方法に勝るものはないと考えています。

手順
いつでも、どこでも、構いませんので、両足で50回ジャンプするだけです。勿論、50回以上行ってもいいのですが、やりすぎると続かなくなりますので、せいぜい200回以内に止めたほうがいいようです。
[ワンポイント]
憩室やポリープの場合は、後述するラブレ菌も併用すると早く治せます。

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5.正体術(せいたいじゅつ)

適応症状:喘息・猫背・側湾症・疲労回復・背中痛・腰痛・膝痛・骨盤矯正・O脚・不眠・肩凝り・など。

手順
@仰向けに寝る。
Aアゴを突出す。
B胸を突出す。
C肩甲骨と肩甲骨が、背中で合わさるように、胸をはる。
D手の指を力いっぱい広げ、手の甲を床に押さえつける。
E足首を背屈させ、床より少し持ち上げる(5cm程度)。
F全身にガタガタとくるぐらい、グーンと力を入れブリッジする。
G全身脱力して体を床に落し、1〜2分リラックスする。


[注意]
痩身・O脚などで骨盤を締める目的の場合は、DとEの間に、[膝と膝を引き寄せる動作]が加わります。
数秒の体操ですが、運動消費量が非常に多いため、1日1回にして下さい。
不眠症や寝付きの悪い方は、就寝前、布団の上で行ない、そのままおやすみ下さい。

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6.骨盤矯正法

適応症状:骨盤痛・腰痛・膝痛・足関節痛・横座りができない・婦人科疾患など。
寝た時に片足だけが倒れたり、片方の横座りができないのは、骨盤の歪みです。

手順
左右に横座りをしてみて、座りにくい方向へ、1日15分〜20分座る。


[注意]
数日間続けて、横座りが左右同じに座れましたら、矯正を中止します。
骨盤の歪みは、こんなところでも、わかります!!
@腰掛で足を組むと、片方しか組めない。
A正座をすると、片方の膝が長く感じる。
骨盤を歪めたまま、気づかずに生活していると、腰痛・肩コリ・首痛・頭蓋骨変形による頭痛・膝痛・コムラガエリ・足首痛など、種々な症状が現われてきます。
ただし、これらの症状は、骨盤が歪んだためというよりも、その前に、内臓が歪んでいますので、「骨盤だけを矯正すればよい」というのは、“誤解”です。

体を動かす家庭療法  

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食材を使った家庭療法

主に身近にある食材を使っての家庭療法で、マクロビィオティックの手当法ではポピュラーな手当法です


食材による手当法

適応症状と手順

7.足浴(あしよく)<温療法>


 

 

 

 

 

 

 

 

8.大根干葉湯(だいこんひばゆ)<温療法>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

11.リンゴ汁シップ<冷療法>

7.足浴(あしよく)<温療法>

適応症状:疲労・むくみ・足腰の冷え・肩こり・不眠・生理不順など。
ただし、血圧が高い時は、しないで下さい。
二週間以上続けた人は、きっといいことがあります


用意するもの
@湯(足をつけて少し熱い位)・・・足首が浸かる程度の湯量。
A生姜のおろし汁        ・・・親指1〜2本位の量をすりおろす。
Bバケツ又は洗面器      ・・・足が浸けられる大きさ。


手順
バケツに足首まで浸かる程度の少し熱いめの湯を入れ、生姜のおろし汁を混ぜて、約20分間、足浴をする。ただし、入浴は前後1時間避ける(効果が薄れる)。冷めないように、さし湯をするか、弱火のコンロなどにバケツのまま乗せる。生姜湯は2〜3回使用できるが、コンロなどで温めなおす時は、沸騰させないこと。生姜汁が無い時は、自然塩でも可。

自然食品店で生姜末(しょうがまつ)(生姜の粉)を売っています。生姜末を使用する場合は、大サジに1杯位を湯に溶いて使います。

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8.大根干葉湯(だいこんひばゆ)<温療法>

適応症状:膀胱炎・卵巣膿腫・子宮の炎症・膣カンジダ・トリコモノス・子宮後屈・子宮肉腫・子宮筋腫・不正出血などの婦人病。

用意するもの
 @大根葉 ・・・2株(2本分)
 A水    ・・・3リットル
 B自然塩 ・・・ひと握り
 C鍋
 Dタライ
 Eビニールの風呂敷(大きい物)

手順
@新鮮な大根葉を、茶色になるまで陰干し、干葉(ひば)を作る。
A鍋に干葉と水と塩を入れて、茶色になるまで煎じる。
Bタライに大根干葉湯を入れ、足は外へ出して、尻だけつけて温める。
Cビニールの風呂敷などで、体もタライも覆いかぶせ、保温する。


[ワンポイント]
温度は普通40〜42、3度位で、冷めないように差し湯をしながら行う。
毎日寝る前に、20分から30分行なう。

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※ワンポイント・温シップと冷シップの使い分け 
陰陽理論で考えると、症状に適応した手当ができます。例えば、打撲した直後は、患部が炎症を起こし熱を持ちます。すなわち陽の症状です。その時は、水や豆腐で冷すと、陰陽のバランスが整い、暖和(中和)されます。
風邪などで発熱した時も、陽の症状だから、陰性の水や豆腐で冷すと陰陽が中和されて症状は緩和されます。

しかし、肩コリや腰痛の時は冷えて体温が下がっている場合が多いものです。この場合は陰が原因になっているので、生姜シップや足浴で温めるほうが、陰を陽に変えることになり、陰陽のバランスを整えることができます。

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9.生姜(しょうが)シップ<温療法>

適応症状:膝や肘などの関節炎・腰痛・リュウマチ・胃潰瘍などの痛み・打撲をして2〜3日後から(熱が引いた時点から)の養生。
用意する物
@土生姜(つちしょうが)・親指1〜2本位の大きさ
Aおろし金
B70度位の湯(約1リットル)
Cコンロ(ストーブ)
Dふきん又はハンカチ
Eタオル・3枚
F輪ゴム
Gビニール袋(大)
H金属性洗面器又は深鍋
Iバスタオル又は毛布


手順
@鍋又は、ステンレスのボールに、70度位のお湯、約2リットルを入れ、その湯の中に土生姜の汁を絞り入れる。(握り拳位の大きさの土生姜をすりおろし、ふきんなどに包んで絞る)
A生姜湯にタオルを浸し、絞る。(3本)
Bタオルを患部に一枚ずつ折って重ねて乗せ、その上にビニール袋、さらにバスタオル又は毛布などを乗せて保温する。
Cタオルが冷えないうちにタオルを生姜湯に浸して交換していく。
D生姜湯で浸したタオルを7〜8回交換し、約15分ないし20分位湿布する。
(シップした部位が赤くなるまで)


[ポイント]
生姜湯が冷めないように弱火のコンロで保温する。
生姜湯をひたしたタオルはあまり固く絞らない。
かぶれやすい方は先に患部へゴマ油を塗って、皮膚を保護して下さい。
自然食品店で生姜末(しょうがまつ)(生姜の粉)を売っています。
生姜末を使用する場合は、大サジ2杯位を湯に溶きます。

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10.玄米シップ<温療法>

適応症状:手術後の傷の痛み(特に肺の手術痕には効果的でした)・打撲痛。(熱感や腫れを豆腐シップで緩和させた後)
用意する物
@玄米  ・・・1合
A自然塩 ・・・少々
B水    ・・・200〜300ミリリットル
Cガーゼ
D包帯かテープ
手 順
@玄米を炊く
A玄米が冷えたら、ガーゼに伸ばして患部へ貼る。
B包帯かテ−プで留める。
C玄米が乾いたら、交換する。
D症状が回復するまで毎日続ける。

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11.リンゴ汁シップ<冷療法>

適応症状:風邪による37度台の発熱の解熱。


用意する物
@リンゴ ・・・2〜3個
Aおろし金


手順
リンゴをすりおろし、額(おでこ)と胸部にそのまま塗る。体温を計りながら手当し、37度より下がったら、そのまま安静に寝かせておく。
2〜3日は、御飯・味噌汁・漬けもの・梅干程度の粗食少食にして、おかずや間食、果物、ジュースなどを食べなければ早く良くなります。

[補足]
果物も生で食べますが、これも体毛を濃くさせます。
塩キャベツのページを参照下さい。

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12.豆腐シップ・その1 <冷療法>

適応症状:風邪などによる38度以上の解熱・打撲直後の痛みや熱取り・火傷の直後の熱取り。


用意する物
@もめん豆腐 ・・・6〜10丁
Aタオル    ・・・2枚
Bビニール袋
C体温計


手順
38度以上の発熱の場合、タオルで豆腐を包み、額(おでこ)に乗せる。豆腐が熱を吸い取り黄色くなったら新しい豆腐と交換する。(約30〜40分で黄色くなります)
37度になるまで、豆腐の交換を繰返し、37度台になったら、豆腐をはずし、そのまま安静にしておく。
解熱後も3〜4日は、御飯・味噌汁・漬物・梅干程度の粗食少食にし、飲物は水か番茶のみにすれば、再発させずに済みます。
滋養をつけようとして飽食をすると、長引く可能性があります。

[注意]
豆腐をラップなどで包みますと、効果がありませんので、必ず豆腐をじかに、タオルで包みます。
豆腐から水が垂れることがあるので、枕の上にビニールを敷き、その上にタオルを敷いておく。体温計をはさんだまま行ない、体温が37度まで下がったら、必ずやめること(体温が下がりすぎてしまうからです)。

打撲直後の場合
患部にタオルで包んだ豆腐を乗せ、痛みや腫れが治まるまで、豆腐を交換する(豆腐が黄色くなったら取替える)。
火傷(やけど)の直後も患部を豆腐で冷して下さい。熱が取れたら、馬油(ばーゆ)や、イオン系のクリームを塗って下さい。

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13.豆腐シップ・その2<冷療法>

適応症状:脳梗塞・酷い頭痛。(ただし、虹彩分析で脳の炎症を確認の上)


用意する物
@木綿豆腐 ・・・10〜20丁
A小麦粉  ・・・少々
Bすり鉢
Cすりこぎ
D大きめの布かガ−ゼ
Eまな板(2枚)


手順
緊急な場合は、豆腐をパックから外してタオルに包み、そのまま枕をさせるように、後頭部に当てます。その場合は、タタミや布団を濡らしてしまいますので、下にゴミ袋のようなものを敷いておきます。
山場をすぎたら、以下の要領でしますが、緊急時の方法を続けてもかまいません。
@まな板に豆腐をはさみ、水を切る。
A水切りした豆腐1丁を、すり鉢へ入れ、小麦粉をまぜて、すり合わせる。
B三角形の布へ1pの厚さで豆腐のすり合わせたシップを伸ばす。
C上記で頭全体を包む。(脳溢血などの場合は頭髪を剃る場合もある)
D2時間ごとに検温して、37度台に体温が下がるまで、あるいは、手足の痺 れが取れて力が入るようになるまで、昼夜を問わず豆腐シップを繰り返す。
 (約30〜40分で豆腐が深部の熱を吸い取り、豆腐が黄色くなりますので新 しい豆腐シップに交換します)

[注意]
豆腐をラップなどで包みますと、効果がありませんので、必ず豆腐をじかに、タオルで包みます。
豆腐は1回に1丁は必要ですから、豆腐を10〜20丁程度用意します。脳梗塞の場合、患者が無意識に豆腐シップを取り払おうとする場合がありますが、叱らないで、子供をあやすようにして豆腐シップを持続させて下さい。
本人は無意識のようでも、案外と下界の声は通じているものです。
ただし、「寒い、寒い」と言ったり、「ガーゴーガーゴー」と大きないびきをかくようでしたら、それは脳出血ですので、豆腐シップを外し、温めの生姜シップをします。

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14.万年青(おもと)シップ<冷療法>

適応症状:腎臓からくる発熱で、豆腐シップなどでも解熱できない場合。


用意する物
@万年青 ・・・3個
Aおろし金
B布かガーゼ
C包帯かテープ

手順
@おろし金で、万年青(おもと)をすり下ろす。
Aおろした万年青(おもと)を布かガ−ゼに伸ばす。
 腰の腎臓部、又は、足の土踏まずに貼りラップなどをその上に乗せ、包帯か テープで固定する。
 体温計を挟んだままシップを行ない、37度台に体温が下がるまでシップを続 ける。

※万年青(おもと)が入手できない場合は、ジャガイモでも良い。

[注意]
かなりの解熱作用が有り、シップをしすぎると体温が下がりすぎるので、37度台まで体温が下がったら、絶対にシップを止めること。

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15.里芋シップ<冷療法>

適応症状:火傷(やけど)・打撲直後・歯痛による頬の腫れ・毒の吸い出し・腫瘍・耳下線炎・腎臓病・糖尿病など。

用意する物
@里芋 ・・・適量              
A生姜 ・・・里芋の1割
B小麦粉 ・・・里芋と同量          
C包丁
Dおろし金  
Eボ−ル 
Fガ−ゼ
G包帯かテ−プ
Hゴマ油

手順
@里芋の皮をむいて、すりおろす。
A里芋の10%の生姜おろしを加える。
Bさらに里芋と同量の小麦粉を加え混ぜる。
Cガーゼに伸ばして患部に貼り、包帯などで固定する。
D4〜5時間したら、シップを交換する。

[注意]
 かぶれ易い方は、先に患部へゴマ油を塗って皮膚を保護して下さい。
 シップを貼る前にガーゼを患部に当てておくと、はがし易いです。

[補足]
 癌や子宮筋腫には、生姜シップの後、里芋シップを貼ること。
 ただし、癌や子宮筋腫などの改善には食養生が大切で、陰性食品や獣肉などを食べ続けていると、いくら手当をしても、根本的には治せません。

食材を使っての家庭療法  

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飲食での家庭療法

手当ては外部から施すだけでなく、食物の陰陽を応用すれば、飲食でも手当てができ、頻繁に用いている方法です

マクロビィオティックで用いるポピュラーなものと、当院独自のものが含まれています


飲食での手当法 適応症状と手順

16.梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)

@湯呑みに梅肉をいれ  
A醤油を注いで混ぜる  
B熱い番茶を注いで混ぜる

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

17.醤油番茶(しょうゆばんちゃ)

@湯呑み3分の1まで醤油をいれ
A熱い番茶を注ぐ    

 

 

 

 

 

 

@卵1個の黄身だけ湯呑みに入れる
A黄身と同量の醤油を混ぜる   
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

@お椀にかつお節を入れ
A生みそを乗せ
B熱湯をそそぐ

 

 

 

 

@大根おろしを盃3杯
A生姜おろし
B醤油盃1杯
C熱い番茶400t

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

健康雑誌≪はつらつ元気≫2005年8月号で、 ミネラルスープが紹介されました。

 


16.梅醤番茶(うめしょうばんちゃ)

適応症状:冷え症・血の道症・肝脾障害・胃腸病・心臓病・リュウマチ・貧血・風邪・腎臓病・糖尿病・下痢・関節炎・疲労回復など。

基本材料
@梅干(大きめ)   ・・・1個
A醤油(自然醸造) ・・・大さじ1杯
B熱い番茶      ・・・1カップ
C湯のみ茶碗

調理法
梅干の種を取りだし、梅肉を湯呑みの中でつぶし、醤油を入れて、混ぜる。
その上から、熱い番茶を注いで、混ぜる。

注意:
調理法の順序が違うと効果は期待できません。

飲み方
朝晩二回ほど飲む(食前又は空腹時)。味かげんは、本人が美味しく感じるように調節する。幼児や子供は、大人の4〜5倍に薄めたものを与える。

長期間服用して、途中で飲みづらくなった場合は、飲むのを止め、数日経ってから再び飲んでみて、美味しければ、又続けます。

自然食品店で梅醤エキス(梅干と醤油を練り合わせた物)を売っています。梅醤エキスを使用する場合は、小サジに1杯位を1回分とします。

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17.醤油番茶(しょうゆばんちゃ)

適応症状:心臓の不調や動悸、胸の痛み、左顔面痛、偏頭痛など。

基本材料&調理法
@醤油(自然醸造) ・・・湯呑み3分の1
A熱い番茶     ・・・湯呑み3分の2

湯呑み3分の1まで醤油(自然醸造)をいれ、熱い番茶をそそぎ、混ぜて飲む。

飲み方
症状が出たときに飲む。食前又は空腹時が良い。(ただし1日に一回だけ) 症状が治ったら、飲まない。

[ポイント]
即効性はありますが、根本的な治療にはなりませんので、症状が治まったら、梅醤番茶を飲むようにします。

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18.卵醤(らんしょう)

適応症状:心臓の不調や動悸、胸の痛み、左顔面痛、偏頭痛など。

基本材料
@有精卵の黄身   ・・・1個
A醤油(自然醸造) ・・・卵1個分の黄身と同量

調理法
コップに卵1個分の黄身だけを入れ、その上から黄身と同量の醤油をそそぎ、混ぜて一気に飲む。

飲み方
症状が出たときに飲む。食前又は空腹時が良い。(ただし1日に一回だけ) 症状が治ったら、飲まない。

[注意]
原則として連用を避ける。(少々きつい治療法で、連用は負担がかかります。また 卵醤の効果を高めるためにも連用はよくありませんので、普通服用する場合は、1日か2日ぐらい間をおく)
卵醤を飲まない日には、梅醤番茶か醤油番茶を飲む。

※卵は必ず有精卵、醤油は天然醸造を使います。

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19.小豆(あずき)・コンブ

適応症状:生理不順・腎臓病・便秘・貧血・利尿・むくみ・脚気など。

基本材料
@小豆 ・・・1カップ(小豆は、水に浸さないで、すぐに入れて煮る)
Aコンブ ・・・5p角を一枚
B水 ・・・1リットル(加減して下さい)
C自然塩 ・・・少々
D鍋(中なべ)


調理法
@ABを鍋に入れて、中火で約40分から1時間煮る。
小豆が煮上がったら、自然塩だけで味付けする。


食べ方
朝晩二回(空腹時)、茶碗に半分ずつ服用する(食べすぎないこと)
スープだけを飲んでも良い。(煎じたスープが重要)
便通が、ゆるみすぎる場合は、1日1回にします。

[ポイント]
味付けは自然塩のみで、本人が美味しく感じる味にする。
症状が改善されるまで続けます。

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20.小豆(あずき)・コンブ・かぼちゃ

適応症状:糖尿病・糖尿病が原因して発症する症状。

調理法
小豆コンブを作る時に、カボチャ50gをサイの目に細かく切り、小豆コンブと一緒に煮て自然塩で味付けします。

食べ方
朝晩二回(空腹時)、茶碗に半分ずつ服用する(食べすぎないこと)

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21.塩キャベツ

適応症状:胃の不調(潰瘍性や慢性の胃弱には効果がありません)。

基本材料&食べ方
@キャベツ ・・・手の平の大きさ1枚(無農薬か有機栽培が望ましい)
A自然塩 ・・・少々

食べ方
キャベツに自然塩を少しかけて、よく噛んでドロドロにしてから、呑み込む。

[注意]
生野菜(サラダなど)やフルーツを常食すると、身体を内部から冷すことになり、いくら厚着をしても、カイロなどを使っても、“内部からの冷え”を解消することはできません。
そして、冷え症・尿が漏れる・顔がほてる・むくむ・顔色がくすむ・生理不順など、色々な症状が現われて来ます。また、体毛も濃くなってきます。いつまでも若く美しさを保つ秘訣は、野菜を加熱して食べることです。塩キャベツは、あくまでも手当として症状が現われている時に用い、常食はしません。

[補足]
動物と人間の違いは、@火を使う。A体毛の量が違う。です。
動物の中で唯一火を使える人間が、生で野菜や果物を食べだしたため、動物のように体毛の濃い人が増えて来ました。
中国ではサラダを食べる習慣がなかったため、体毛は少なく、肌もきれいな人が多いものです。

野菜を加熱して食べる。 これが美肌のポイントです。

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22.カツオ味噌

適応症状:陰性食品(砂糖・果物・酢・生野菜、など)を常食し、陰性食品によって虚弱になっている方の、体力改善。
(ただし、肉・魚をよく食べている方には、効果が期待できません)

基本材料
@花かつお       ・・・どんぶり1杯(又は削りぶしをどんぶり半分)
A生味噌(自然醸造) ・・・大さじ1杯
B熱湯
Cどんぶり又は大きい目の御碗
Dラップ又はドンブリのふた


調理法&食べ方
どんぶりに花かつおと、味噌を入れ、熱湯を注ぐ。
ふたをして3分蒸らし、かきまぜて、そのまま食べるかスープを飲む。
朝起きてすぐに食べる(飲む)。(1日1回)

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23.第一大根湯(だいいちだいこんとう)

適応症状:解熱(熱のある風邪に)・発汗・肉魚の毒消し。

基本材料
@大根おろし       ・・・盃3杯
A生姜(しょうが)おろし ・・・大根おろしの1割
B純正醤油        ・・・盃1杯半から2杯
C熱い番茶        ・・・400t 
Dおろし金
E湯呑み

調理法&食べ方
湯呑みに@ABCの順番に入れ、熱いうちに飲む。すぐに布団をかぶって、約40分間位、布団蒸しにすると、発汗が始まり、熱が下がります。
しばらくして、又、熱が上がるようなら再び同じ方法をします。


[注意]
※これは、最も強烈な解熱剤、発汗剤として効果が有りますが、虚弱の方、あるいは肋膜、結核性の病人の方には、絶対に使用しないで下さい。 強壮な方でも、三回以上の連用は避けます。

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24.第二大根湯(だいにだいこんとう)

適応症状:利尿(前立線肥大・慢性腎臓病・膀胱炎・しもやけ)


基本材料
@大根おろしの汁・・・盃1杯分
A湯        ・・・盃2杯
B自然塩     ・・・少々
C鍋
Dおろし金
E湯呑み

調理法&食べ方
鍋に@Aを入れ、さっと煮立て、塩2%を加え、熱いうちに飲む。

[注意]
※生のままで飲んでは効果がありませんので、必ず煮立てて飲むこと。
※同時に三回以上の連用をしないこと。陰性な症状の場合は服用しないこと。

[補足]
第二大根湯は前立腺肥大・慢性腎臓病・膀胱炎などの時、尿が濃くて、尿の出が悪いときに利尿剤の代わりとしても用います。
第一大根湯を150t程飲んでから、第二大根湯を用いるとさらに利尿効果が上がる。
虫歯の痛み止めには、大根おろしに塩を少々加えて、虫歯の腫れたところにはさみます。
吹き出物や、しもやけなどには、大根を一センチほどの厚さに切り、火で焼いて熱くなったのを患部に当て、これを何回も繰り返します。

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25.レンコン湯

適応症状:セキ止め・喘息。

基本材料
@レンコンのおろし汁 ・・・30〜40t(皮のままおろす)
A生姜汁(しょうがじる) ・・・1〜2滴
B醤油、又は自然塩 ・・・少々
Cクズ粉 ・・・小さじ1杯強
D熱湯 ・・・150t 
Eおろし金
Fボール
G湯呑み

調理法
レンコンを皮のまま、すりおろし、おろし汁を作る。次に生姜汁を入れ、さらに醤油又は自然塩で、本人が美味しいと感じる程度に味付する。
さらに、クズ粉を入れよく練る。そのうえから熱湯を注ぎ、手早く透明になるまでかきまぜる。(透明にならなければ、少しだけ火にかけてもよい)

飲み方
セキやタンの症状の程度によりますが、一日二回飲みます。

[補足]
自然食品店で、レンコンの粉を売っています。
レンコンの粉を使用する場合は、レンコンの粉(小さじ1杯)をオブラートに包んで一日二回飲みます。
ただし、セキといっても、肝臓・心臓などの不調により起こる場合があり、その場合はレンコンでは、止まりません。
又、ミカンやレモン、はっさく、オレンジなどの柑橘類は、気管を拡張させ、常食すると、ノドを壊し、セキや血タンが出ます。
カゼなどの時に、柑橘類を食べると、セキがひどくなります。

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26.玄神(げんしん)

適応症状:神経衰弱・しつこく続く微熱・食物が食べられない状態・解熱。

基本材料
@玄米  ・・・2分の1カップ(玄米は低(無)農薬に限ります)
A水    ・・・4〜6カップ(加減して下さい)
B自然塩 ・・・少々


調理法
@玄米を洗わずに、フライパンに入れ、中火でよくかきまぜながら煎る。
A米が焦げ茶色になったら、弱火にして、さらにかき混ぜながら煎る。
B次に黒くなり粘りが出て煙が出てきたら、火を止める。
C火からおろしても、くっつき合わないように混ぜておく。
(黒煎り玄米ができるまで、約2時間位かかります)
上記の黒煎り玄米は一度にたくさん作っても構いません。
(完全に冷えてからガラスビンで保存して下さい)
D鍋に黒煎り玄米1に対して8〜10倍の水と、自然塩を入れて中火にかけ、水が3分の2以下になるまで煎じる。
自然食品店で煎った玄米(商品名・黒玄(くろげん)が販売されています。

飲み方
毎日、お茶がわりに(空腹時がよい)、湯呑1杯ずつ服用する。
回復に向かうと苦くて、まずくなりますので、服用を中止しても構いません。(美味しい間は飲み続けて下さい)

[補足]
神経衰弱、ノイローゼは、食の面から見れば砂糖(特に白砂糖)の食べすぎが、その主な原因ですので、砂糖及び、砂糖の入ったもの一切を口にしない事が肝心です



27.ミネラルスープ

昭和63年に、新大阪に治療院を移した時、単身赴任の人が多くて食養生のできない事情の方も多いことを知り、試行錯誤の上でき上がったものがミネラルスープで、後にできた健康食品≪DON−MAI(ドンマイ)≫の前身のような存在です。

適応症状:介護がないとフラフラして歩けない人や、癌の手術の前の体力増強と 手術後の体力回復、脳梗塞の前兆、重症な内臓疾患、生活習慣病、不妊症、その他原因不明の病気で苦しむ方々にとても好評で、どんな症状でも、どんな病気でも使える養生食です。

手前味噌になるかも知れませんが、このミネラルスープで失敗したとか、効果がなかったということは今まで聞いたことがありません。

一日一食でもいいですから、この簡単な食践を実行するだけで、いろいろな良い変化が出てきます。
ぜひ試してみて下さい。

材 料
玄 米 ・・1カップ

小 豆 ・・4分の1カップ
煮干し・・5〜6匹
だしこぶ ・・5センチ角一枚
自 然 塩 ・・少々
水 ・・500t〜1000t(水はお好みで増減します)
味 噌 ・・大さじ1〜3杯(お
好みで増減します)
野 菜 ・・根菜類か葉野菜(一握り入れるのが理想的で、
     
特に青い葉野菜がいいのですが、種類が多い
     ほどおいしいです)

作り方は2通りあります。
@.時間のある方は以下の方法で料理します。
  味噌と野菜類以外の材料を鍋に入れて沸騰したら
  中火に落とし、約1時間から1時間半煮て、玄米や
  小豆が軟らかくなったら味噌で味付けをして、野菜
  類を入れて少し煮立ったらでき上がりです。

A.時間のない方は以下の方法で料理します。
  1.上記の材料を、中ぐらいの大きさの鍋か、2〜3人
   用の土鍋にすべて入れて、コンロにかけます。
  2.沸騰したら弱火にして10分位煮込みます。
  3.火を止めてフタをして、その鍋をバスタオルで包み
   ます。
  4.鍋をバスタオルで包んだまま、そのまま一晩ほど
   寝かせますと、朝には食べられる状態になります。
  5.食べる前に温め直して、味噌を入れて味付けして
   ください。
   (忙しい方は、味噌を「3」で先に入れても結構です
    が、味は落ちます)

材料の玄米は蘇生米のほうが理想的で、その他の材料も有機栽培・低農薬・減農薬のもの、水もミネラルウォーターのようなものが理想的です。
上記についての問い合わせは、こちらでどうぞ。

飲食物での家庭療法  

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